クコの実
ある昔、学者が道を歩いていると、若い女性が老人を怒って叩こうとしているのを見ました。それを不思議に思い、その理由を尋ねました。若い女性は、この老人の孫であり、クコの実を食べて300歳以上の長生きをしていたのです。しかし、孫はクコの実を食べなかったので老いてしまったそうです。
「不老長寿」と知られているクコの実を食べると、視界が明るくなり、白髪が黒くなって、抜けた歯がまた生えてくると言われています。クコの実には、抗酸化作用のあるビタミンCとβ-カロテンが多く含まれています。
「旅にでる夫にクコの実を食べさせない」と言われるくらい、精力増進の効果があります。女性のホルモンバランスを整えて、PMS(月経前症候群)、更年期障害の改善はもちろん、美しく若々しさを保つためにお茶として愛飲されています。また、毒素の排出がうまくできず便秘に悩まされている、肌のトラブル、糖尿病、肝細胞の再生、肝硬変や脂肪肝に役立ちます。肺と肝臓、腎臓に効きます。
クコの葉は苦くて甘く、冷たい性質を持っています。お茶として飲むとストレスが緩和され、肺の熱を下げてくれます。
注意事項:(1) 妊娠中・授乳中の方、下痢や熱がある時は控えます。
(2) ひどい冷え性の方は長期間の服用は控えます。
(3) 冷え性の方はなつめや、生姜、桂皮とブレンドすると美味しく飲めます。
(4) お茶の代用OK
お茶の作り方
(1) 水1リットルに、クコの実20gを入れて沸かします。水が沸き始めたら、中火で30分ほど沸かします。
(2) これに蜂蜜を入れて飲みます。
(3) 残ったものは冷蔵庫に保管します。飲む分だけをやかんで沸かしなおして飲みます。一日2~3杯をお勧めします。